大変ご無沙汰していました。なかなかPCに向かう時間がなくおろそかになりすみませんでした。さて、ローリーについてですが、制作にあたっていろいろな壁があります。まず形。形は魚型です。ざっくりいえば形や見た目はリアル系になるでしょう。そして、これを制作するためには3Dで業者に頼むか、ハンドカービングするかです。
まぁ迷わず削ります。長さは11CM位でフラットサイド気味に前後は細く削って行きます。これがなかなか時間がかかります。
ナイフで削り、板やすり大で削り、板やすり小で削り、ペーパーで削りを繰り返し、1個作るのに2時間弱はかかります。ちなみに木材はジェルトンといいサクサクは削れません。
何故そんな硬めな物を使用するかと言うと、ここからこのルアーの特性を生かすため硬くもなくやわらかくもなく重くもなく軽くもなく魚本来の重量や質感を極力ルアーに近づけたかったからです。
形状もそう意味での結論であり、全てにおいて最終的な動きや波動につながっているのです。
そういう細かい事考えていたらこんなに時間が経ってしまいましたが、それがいい釣りにつながったのであれば、それが答えだと思っています。
波動について
基本的には、魚が出す波動にたどり着くのですが、それをもリアルにするのであれば、形状も中身も似たようにしなければいけない。
そして、波動と言っても様々な波動がある事、強い弱い重い軽い波動。
軽い波動は子バスが感知しやすい。でっかいルアーでもシャラシャラ軽い音のラトルが入っていると子バスか先に反応してしまいます。皆さまにもそういう経験があるでしょう!
それではゴトゴトと思いラトルをいれればと思いがちでしょうが、それはただの音であり、そしてほとんどがルアー本体に内蔵されているため、音としては伝わるが水の動きとしては伝わりにくいはずです。
そこで自分は重い波動に着目してみました。細かいピッチで自らルアーを動かし重い水を押すような波長の長い波動をどうあの小さなルアーから生み出せるか?です。これを出せれば、内面的にも魚の波動に近づきバスをだませると確信しました。そして遠くからでも呼び寄せる事が出来ると感じました。魚は経験上、側線で波動を感知しどんなものがどこに落ちたかどのへんで泳いでいるか敏感だと思いますし、もしそれがルアーだとしてもバスがあの波動は食いものだ!とちかよりやすくなるでしょう。
そしてこれが出来れば、正直ノイジーというカテゴリーはいらないのでは?と思ってしまうくらいです。夜でもペンシルのデッドスローでたくさん釣れるよ!フロッグでも!と知り合いから聴きました。衝撃的でしたね!
音というものは、人間よりの快楽でしかないような気がします。(たしかに音が必要な時はあります)現にノーシンカーというカテゴリーもありますし、あの釣り方も当時はびっくりしたものです。しかし、今じゃ渋い時こそノーシンカーですもんね!素材の柔らかさが波動を容易に生み出せます。
ボートもフローターもカヤックもカヌーも波動を出して走ります。人間からは引き波と見えます。大きく幅広い物ほど大きな波動が出るでしょう!その為、皆さんは遠くからキャストしますし、引き波を気にします。平日人が少ない時に釣れてしまうのはそういう波動が少ないからではないでしょうか?ルアー自体の波動が際立つためでしょう。
バスがこの波動はボートの波動で釣られてしまうという警戒心が深まった時釣れなくなるのではないでしょうか?いろいろな波動が湖面を飛び交いどれが食える波動かバスも解らなくなり仕舞には目の前に人間。これじゃ捕食する気がなくなりますよね。
逆にボートを静かに近づけて重い波動の出るルアーを投げれば、バスはそれだけに集中するはずです。
ただ波動系のルアーの弱いところは風や波という自然的な現象に弱いところです。そこでローリーはアルミフィニッシュにすることで、波動が弱まる時も、見た目のフラッシングで寄せる事が出来るのです。
ローアピールとハイアピール(ローリーはどっち?)
ローアピールのルアーをホントにローにしちゃったら釣れない。だって魚に気づかれないように作ってるんですから。ローであるからこそハイに作らなければいけないと思います。正直ローなルアーの方が制作が難しいと思います。目に見えないところに十分に手をかけないといけないからです。ロールアーほどハイに作らなければいけない。
ローリーはローなのにハイの部類でしょう。
ハイルアーはその名の通り派手で音もポップも全てにおいてアピールアピールです。だいたいそういうルアーは見た目でわかるでしょう!
棒引き巻きルアーが良く釣れるのは、ボディーは動かない(ロー)中に例えばペラが鳴るなどのハイがありお互いに偏らず調和がとれているのでしょう!
ローはスレにくいが、ハイはスレやすいの中間。
例えば首を振っている間はハイでポーズでロー。わざと小さいくびふりの連続。この調和です。ハイ過ぎてもロー過ぎてもだめだという事です。
波紋と波動
波紋は目に見える波動、波動は波紋でもあり水中でも起こっている。ルアーに角(曲がり?複雑)が多い意ほど波紋の数は多くなり、丸に近い程波紋は少ない。
そしてルアーが沈んでいる程、水中への波動は大きく表層にルアーが近い程水中への波動は小さい。
ローリーは波紋も大きいが水中への波動も大きい。そのような設定。
ダブルスキャットなんかは水中への波動は大きいが波紋が小さい。
両方とも良く釣れる。という事はやはり波動の大きさでバスの釣れ具合はがらりと変わる事でしょう。そして、水中にどれだけルアーが浸かっているかってこと。
津久井湖で爆釣してやる!と思った時からいろいろプロの映像や本を見てきました。すごく勉強になります。自分はプロにはなれませんが、釣る!という気持ちは同じのような気がします。トップという狭い世界ですが、そのなかでいかに大物や数を釣るかがいつもの議題で、いろいろな観点からいつも挑戦しています。
なのでこれからはリアル系も始めます。もちろんポップな物も作ります。ただトーナメントプロが提案するようなルアーを目指します。
作り手が何かを始めない限り何も変わらない気がします。これからは技術1番です。自分が初めてトップでバンバン釣っていたあの頃を現代に持ってきたい!そんな気持ちです。
ジョイ滝
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